あなたは大丈夫?20代看護師の過労死問題
若手看護師のみなさん
月に60時間以上の残業をしていませんか?
大阪高裁の判決によると
月50〜60時間以上の時間外労働で
過労死の原因とされるとされています
この裁判ではくも膜下出血でお亡くなりになった
25歳の看護師の方は月に80時間以上の残業をしていたそうです
(判決の決め手は25歳でのこの病気の発症例が少ないこともあったそうです)
しかし、病院側へ提出されていた残業時間は
ほんの5分の1の16時間でした
残りの60時間以上はタダ働きの
サービス残業だったのです
日本看護協会の発表によると
全国で2万人の看護師が過労死危険レベル
とされる月60時間以上の時間外労働(残業・早出)
をしていると推計されました(2009年発表)
看護師の23人に1人といいますから、ギョッとする割合ですが
現場の看護師の実感からはもっと多いはずというのが本音では
ないでしょうか
年齢的にみると
20歳代の75%が月に35時間以上の時間外労働
を強いられています
全年齢での平均は23時間ほどなので
いかに20歳代の若手にしわ寄せが来ているか分かります
ちなみに平均で、残業時間として病院側(師長さんや主任さんへ提出する)
へ申告されたのは、ほんの8.3時間でした
これは病院側の組織的なものですね
中間管理職の病棟師長や主任が率先して
残業を行い(中間管理職の時間外平均は28時間と多めです)
敢えて、残業の申告はほんの2、3割しかしない
このことで、上司が積極的にサービス残業をやることで
一般の看護師は月に10時間までとか暗黙の了解で
病院の経費削減に協力させられているのです
仮に正直に、いや半分ぐらいの残業を申告したところで
まったくの合法というか正当な権利なのですが
残業時間の多さ=能力が低い、時間管理が下手という
叱責でまさにパワーハラスメントが現場では起こりがちなのです
あなたは危険信号が灯ってませんか
残業時間50時間以上の人は黄色信号です
残業時間60時間以上の看護師さんは赤信号です
残業時間80時間以上の方は
過労死の可能性
がものすごく高いです
もし、そういう方がいたら、一刻も早く逃げましょう
世の中にはサービス残業ばかりさせられる病院ばかりでは
ありません
いいところは探せばあります
転職を成功させた先輩看護師は
こういう転職サイトで非公開求人を見つけています